Poetic Scapeディレクター・柿島貴志氏をお迎えし、片岡利恵とのトークショーを開催します。 看護師として働く片岡利恵は、2015年に写真を始めてから一貫して死生観を花に投影した作品づくりをしています。3度目となる今回の個展「ディスタール」では、祖母との記憶と過去に担当した患者との関わりを振り返り、距離をキーワードとして制作しました。 Poetic Scapeディレクター・柿島氏は、片岡が写真制作を開始した当初から展示構成のアドバイスや額装を担当し、片岡の写真を最もよく知る理解者とも言える存在です。 今回のトークでは、片岡利恵がどのように写真と出会ったか、作品作りの原動力や姿勢についてお話いただき、3度の個展で作品がどのように変化していったかを柿島氏に分析していただきます。 片岡利恵 (かたおかりえ) 滋賀県出身。緩和ケア病棟に勤務歴のある看護師。迫り来る死を待つ患者に対し、生身の人間として向き合う看護の現場での様々な経験や生まれてくる強い感情を、花に投影することで理解、消化しながら独自の死生観を得ようと試みている。 柿島貴志 (かきしまたかし) Kent Institute of Art and Design（現UCA／イギリス）Visual Communication course photomedia卒。2011年より東京・中目黒にてギャラリーPOETIC SCAPEを運営。写真をキュレーションの軸に据えながら、 近年は写真以外の作品も取り扱っている。また写真作品の額装ディレクションや、執筆、講演なども行う。2017年より2021年まで京都芸術大学 芸術学部 通信教育部 写真コース非常勤講師。 日時 2023年9月30日(土) 18:00-19:30 会場 Jam Photo Gallery 東京都目黒区目黒2-8-7鈴木ビル2階B号室 https://www.jamphotogallery.com/access 定員 20名